令和早々、横領事件の逮捕や裁判のニュースが多くありました。
松阪の1億円、造幣局の1億5千万、京都の老人ホームは300万円弱ですが70回に亘り着服。
少し前ですが何億円ものブランド品を買っていた女性も忘れがたい。
経理を一人や二人で担当している中小会社の場合、どうしたら防げるか考えてしまいました。
インターネットバンキングを利用している場合は、上位者の承認設定、PASSの定期的な変更とID権限ごとの棚卸、
利用明細の上位者への閲覧、などが有効だと思います。
インターネットバンキングを利用していない場合はどうでしょう。まだまだ多そうです。
小口現金の適用範囲を少なくする、支払い明細だけ他部署のチェックとする、通帳記帳は上位者が担当する、ぐらいでしょうか。
最低限、月次でどこにどれだけ支払ったかの出納明細を、上位者が承認する仕組みが欲しいですね。
非定期的に税理士さんに証憑チェックをしてもらうなどの、外部リソースの利用もいいかもしれません。
現物の持ち出しに関しては、物理的な体制を取るしか思いつきません。
デパートで働いている方は、休憩時間に透明のバッグを持って移動しています。
現物の重要性に適応した策を取るしかないでしょう。造幣局から金塊ですから。
いずれにしても、バレないと思わせないような空気感が必須です。倫理観・公明正大・公平・信賞必罰の風土作りをしているか。
皆さんはどう考えられますか。